先日、友人家族と近くで開催されたサーカスを観に行ってきました。
どれもこれもとっても豪華で美しく、
鈴もみんなも大興奮で、私も興奮しすぎて涙が出たほどでした。
夫がみんなのために取ってくれた席も、パーフェクトで、
とても楽しい時間を過ごすことができたのです。
驚いたことに象だけでなく、とてもたくさんの種類の動物たちもショーに出ていました。
どの動物も寸分の狂いもなく、規則正く、美しく、演技していました。
どの動物も寸分の狂いもなく、規則正く、美しく、演技していました。
その日の夕食の時もまだ興奮が冷めやらぬ私たちの話題は、
先ほど観てきたサーカスの話題で持ちきり。
私は何の気なしに、夫に
「あの動物たちも人も、すごい数が出てたけど、どうやって運んでるんだろうねぇ。」
と聞きました。
夫はさぁ、と首を傾げました。
私は夏にハイウェイで見かけたことのある、
馬の運搬車を思い出しました。
小さな小さな窓から何頭かの馬の鳴き声が聞こえて
初めて馬が乗ってるんだ、と気づきました。
「だってさ、サーカスって移動するものでしょう?あの動物たちも
そこのショーが終わればまた移動するんだろうねぇ。
移動して、稽古して、演技して、また移動して。
それを一生繰り返すのかなぁ。」
夫は
「そうだね、大変だね。」
と言いました。
私の中でだんだんモヤモヤしてきて、いろいろ調べてみました。
調べれば調べるほど、サーカスの動物の辛い現実を知ってしまいました。
確かに、あのサーカスは素晴らしかった。
だけど、私たちが味わった感動以上に動物たちは辛い経験をしていて、
それが一生つづく。
猛獣使いは"Good boy, good boy, Kiss me"と言い、
両手の鞭を使いながらトラとキスをしてみせる。
喜んで撮った何枚もの写真も、そう考えると
見え方が全く違ってしまって、
人間ってなんだろう、と思うと涙が止まりませんでした。
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